診療報酬加算について
- 2025年04月18日
明細書発行体制等加算
当院では医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。
明細書には使用した薬剤の名称や行われた検査名が記載されます。明細書自体は無料ですが、厚生労働省の診療規定に伴い「明細書発行体制等加算(1点)」を保険請求させていただきます。
お会計のかからない方で明細書をご希望の方は受付へお申し出ください。
医療情報取得加算
オンライン資格確認を行う体制を有しています。
当院を受診された患者様の受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行っております。
正確な情報を取得・活用するためマイナ保険証の利用にご協力をお願いいたします。
医療DX推進体制整備加算
当院は医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。
オンライン資格確認等システムにより取得した医療情報等を活用して診療を実施しております。
マイナ保険証利用を促進するなど、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるように取り組んでおります。
電子処方箋の発行や電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取り組みを実施してまいります。
生活習慣病管理料
高血圧、脂質異常症、糖尿病に関して、療養指導に同意した患者様が対象となります。
年々増加する生活習慣病対策の一環として、厚労省は和6年(2024年)6月1日に診療報酬を改訂し、これまで診療所で算定してきた『特定疾患管理料』を廃止し、個人に応じた療養計画書に基づきより専門的・総合的な治療管理を行う『生活習慣病管理料』へ移行するよう指示がありました。
本改訂に伴い、和6年(2024年)6月1日から厚労省の指針通り高血圧・脂質異常症・糖尿病のいずれかを主病名とする患者様で、『特定疾患管理料』を算定していた方は、『生活習慣病管理料』へと移行します。
この度の改定によって、患者様には個々に応じた目標設定、血圧や体重、食事、運動に関する具体的な指導内容、検査結果を記載した『療養計画書』へ署名(サイン)を頂く必要がありますので、どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。
患者様の状態に応じ、医師の判断のもと、リフィル処方や28日以上の長期の投薬を行う場合がございます。
夜間早朝等加算
厚生労働省の規定により、平日18時以降、土曜日12時以降に受付をされた場合は夜間早朝等加算が適用されます。
外来感染対策向上加算
患者様やご家族、当院の職員、その他来院患者等を感染症の危険から守るため、感染防止策に積極的に取り組んでいます。感染防止のため患者様にはご不便をおかけすることもあると思いますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
院内感染予防対策として必要に応じて以下のような取り組みを行っております。
- ・当院は新興感染症の発生時に自治体の要請を受けて発熱患者の診療等を実施する『第二種協定指定医療機関』に指定されています。
- ・感染管理者である院長が中心となり職員全員で院内感染対策を推進します。
- ・院内感染対策の基本的考え方や関連知識の取得を目的に研修会を年2回実施します。
- ・抗菌薬については厚生労働省のガイダンスに則り適正に使用致します。
- ・標準的感染予防策を踏まえた院内感染対策マニュアルを作成し、職員全員がそれに沿って院内感染対策を推進していきます。
- ・感染性の高い疾患(インフルエンザや新型コロナウィルス感染症等)が疑われる場合は、待合、診察、会計を一般診療の方と分けて対応しております。
- ・感染対策に関して厚木医師会等と連携体制を構築し、定期的に必要な情報提供やアドバイスを受け、院内感染対策の向上に努めます。
当院では感染防止対策を診療所全体として取り組み、院内感染発生の予防と発生時の速やかな対応を行うことに努めます。
一般名処方加算
当院では、後発医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。
現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。
当院では後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分を基にした一般名処方(一般的な名称により処方箋を発行する事*)を行う場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
*一般名処方とは
お薬の『商品名』ではなく、『有効成分』を処方箋に記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が供給しやすくなります。