発熱診療等医療機関

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脂質異常症

脂質異常症ってどんな病気?

脂質異常症(高脂血症)とは血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が多くなる、またはHDL(善玉)コレステロールが少なくなる病気です。日本人の脂質異常症の患者数は3200万人、50代の2人に1人は脂質異常症と言われ、患者数は年々増加しています。生活習慣とは無関係に遺伝的原因でコレステロール値が高い家族性コレステロール血症の方も500人に1人の割合でみられます。

脂質異常症の診断基準値

 

コレステロール

数値

高LDLコレステロール血症

LDLコレステロール値

140mg/dl以上

低HDLコレステロール血症

HDLコレステロール値

40mg/dl未満

高トリグリセライド血症
(高中性脂肪血症)

トリグリセライド値
※トリグリセライドは代表的な中性脂肪

150mg/dl以上

症状は

自覚症状は特にありませんが脂質異常症を放置すると、増えた脂質がどんどん血管の内側に溜まり、血がどろどろの状態になり、動脈硬化を起こしやすくなります。動脈硬化進行時の血管は以下の図をご参照ください。
脂質異常症の怖いところは、自覚症状がないため、そのまま進行して血管が詰まってしまうと、心臓で起こった場合は狭心症や心筋梗塞、脳で起こった場合は脳梗塞になり、突然死をまねいてしまうこともあるところです。

治療は

治療は常日頃からしっかり生活習慣や内服薬などで脂質をコントロールし動脈硬化を防ぐことです。
健康診断などで脂質異常症の疑いがあると指摘された方は放置せずに早めに受診してください。